来春88周年を迎える桂浜水族館。

このたび　前副館長の秋澤志名が
桂浜水族館7代目館長に就任いたしました。

尚　前館長の永國雅彦氏につきましては、
公益社団法人桂浜水族館代表理事として在任いたします。

秋澤館長は、前永國館長と共に様々な改革を行い
桂浜水族館の飛躍のために勇往邁進してまいりました。
長い歴史の中、その道程はけして平坦なものではなく
混沌とした状勢に翻弄されることもありました。

入館者数の減少や職員の一斉退職を経た折、
2016年を境に「なんか変わるで 桂浜水族館！」を掲げ
新たに集ったスタッフとともに古い常識に立ち向かうことを決意し、
走り出しました。

マイナスをプラスに変える精神で、抱え込んできた「負」のイメージや
根付いてしまった悲観的なものを逆手にとってプラスにする。
暗い時代を乗り越え、夜明けとともに光の方へ向かうべく
再びスタートを切ったのです。

いきものと寄り添い、人と寄り添い、不変的なものを大切にしながら
新しい「水族館」の在り方を常に模索し続けてきたからこそ
今日、深く愛され「今」に繋がる桂浜水族館を築くことができたのだと思います。

今、「平成」というひとつの時代が静かに過ぎ去ろうとしております。
荒々しく変化する常識の枠とらわれることなく、
ここ 桂浜で長く愛される「人」を育てていきたい。
こんな時代だからこそ、
今一度すべての人々に「自分らしく生きるとは」を問い続け、
私達自身も人間力の向上に努めていく所存です。

新たなスタートを切るハマスイに、
引き続いてのご愛顧をくださりますよう
何卒よろしくお願い申し上げます。