2025年11月5日(水)の深夜、フンボルトペンギンの『ビッケ』がお空の分館へ旅立ちました。

ビッケは2002年に愛知県の水族館で生まれ、2007年に当館へやってきました。
ビッケという名前は、体が小さく「チビスケ」と呼ばれていたところ、いつしかそれが転訛して「ビッケ」になったといわれています。
当館でも最も小柄なペンギンの1羽ではありましたが、これまでに10羽を超えるヒナを育てている逞しいお母さんペンギンでもありました。
ペアといるときは2羽が寄り添っている姿を毎日のように見かけ、2022年末にペア相手が旅立ってからは少し寂しそうにしつつも、若い個体に交じってごはんを食べに来たりプールを泳いだりと元気な姿をたくさん見せてくれました。
フンボルトペンギンの寿命は20年~25年とされており、現在、当館最高齢だったビッケは今年で23歳。
日中は、プールサイドのお客様に最も近い場所でゆったり過ごすことが多く、そこで日光浴をしたり、お客様からいただけるごはんに反応してヨチヨチ歩きまわったりしていて、老いを感じさせないほどパワフルな姿を多くの方にお届けしていたのではないかと思います。
ペンギンにとって体力的にしんどい換羽の時期も無事乗り越えましたが、亡くなる数日前から痩せが見られるようになり、治療を行っておりましたがその甲斐なくこのような結果となってしまい残念な思いでいっぱいです。
動物たちとの別れは悲しいことですが、ビッケがペンギンとして過ごした23年と8か月、この時間がビッケにとってかけがえのない時間であったことを願わんばかりです。
なお、明日より献花台を設置いたします。
ビッケがお空の分館でも暖かい日差しの中で心地よく生きられるよう、想いを手向けてあげていただければうれしいです。