10月12日早朝、コツメカワウソの『フク』がお空の分館に旅立ちました。
フクは、2021年10月に油壷マリンパークから
雄の「ダンデ」とともに桂浜水族館にやって来ました。
アシカプール内にある飼育舎で、ダンデと仲睦まじく日向ぼっこをしたり
部屋の窓から顔を出して、いつも可愛らしい姿を見せてくれました。
高齢のため、食欲減退などの症状があらわれても、目の輝きは衰えず
力強く生きて、その生涯を終えました。
最後まで逞しく生きた彼女。
同じ飼育エリアにいたアシカやオットセイのこどもがじゃれてきても、ドンと構えて対等に接する姿に、私たちスタッフだけでなく、多くの人が心を奪われたことと思います。
ここでいっしょに生きてくれてありがとう、フク。
フクの冥福を祈るとともに、
これまで彼女を愛してくださった皆様に心よりお礼申し上げます。