高め愛~スタッフ・もりちゃん~

みなさんこんにちは。
アパートとかマンションの並んだベランダを見るのが好きなもりちゃん
最近心打たれたのは、河合雄流さんの凸版印刷の企業広告シリーズです。

良き…。

ベランダを飾る色や、ものとものが重なってできるフォルム、ひとつひとつの窓の向こうに生活があるということ。
カーテンの柄がそこに住んでいる人の柄を表していたり、置いてあるプランターや鉢がそこにいる人の生活を彩っていたり。
ひとつひとつを風景から切り取ってみるとそこには無限の物語があるというのに、集合体として見るとその集積は所詮ひとつの「モノ」になる。
「集積」とか「密集」とかが好きで、大学時代もひたすらごちゃごちゃしたものを描いていました(笑)
絵画だと池田学さんの作品が好きです。

でもPOPやポスターは、シンプルであり、見る人に余計な考えを起こさせないのが大切。
それを守りすぎてインパクトに欠けると、今度は勝負にならない。
(もちろん戦略的に小難しいモノを作るという手法もありますがそれはまた別の話)
いかにメッセージに無駄がなく個性的なものができるか……。

それからこれは前にも書きましたが
POPにしてもポスターにしても、制作したものが私個人のモノにならないようにしなければなりません。
飼育スタッフにこういうモノを作ってもらいたいと言われた時、私は簡単にOKを出していましたが
先日副館長にそれでは成長がないと言われてはっとしました。
そういえば副館長は私になにかを頼む時、なにを描いてるか説明がないとまるでわからない絵を描いて
求めているモノのイメージをちゃんと教えてくれます。
だからたいてい大きな直しがなくモノが完成するのですが、
飼育スタッフには、飼育の仕事で忙しいからと、私は逆に彼らの成長を止めていたように思います。
感じること、考えること、そのイメージを言葉にすること、言葉を通して感覚を共有すること、共有したモノを攪拌すること…

ちょうどよーすけがPOPを作ってほしいと言ってきてくれたので、ちょっと意地悪をしてみました。
これからちょっとずつ意地悪のレベルを上げて「もりに頼むより自分で作った方が早いし簡単だな」と思われてなにも頼まれなくなるっていうのもある意味楽しみです。そしたら社内コンペをしましょう。
私が成長するために彼らに成長してもらいましょう。
損して得とれではないですが、そんな感じです。
ダイヤモンドゲームもそうですね。

    高め愛~スタッフ・もりちゃん~」への1件のフィードバック

    1. あのあれね、最初は絶対捕れる所にボールを投げてキャッチボールを始めるけど
      だんだん、捕れない方向にボールを投げて行って、相手の捕球力を上げていくみたいな。

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