”スレ”てしまった?動物たち その2.フンボルトペンギン スタッフM

桂浜水族館で古くから飼育されているフンボルトペンギン。
飼育個体数の増減がありましたが、現在は60羽。大所帯です。
昔は鶏の飼育よろしく個体管理などほとんどできていませんでした。
現在は国内血統登録が義務付けられてそれぞれの個体の情報を記録し、報告する必要ができました。
当館でもそれに取り組みましたが、個体識別には手こずりました。
試行錯誤を繰り返し、翼(フリッパー)の付け根に名札を付けることにしました。
当館のオリジナルで、私の最大の仕事でありますぞ!!エヘン!!!
これにより、実習生や職場体験学習の人たちにもエサやり体験をしてもらい、給餌のチェックも容易にできるようになった次第。


さて、これが功を奏したことはもう一つあります。
ペンギンは大変臆病で、外部の人が入るとパニックを起こして逃げまどうのです。
繁殖期の巣の中にヒナたちの撮影のための取材などもってのほかでした。
ところが、名札チェックによる多くの実習生たちからの給餌ですっかり心を許したのか怖がることが全くなくなったのです。


テレビカメラも難なく入っています。
これは賛否両論あるでしょうが、スタッフや動物たちと入館客の距離が近い事を大切にする小規模施設としては1つの”売り”じゃないかと思っています。

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