デュフフ~スタッフ・もりちゃん~

最近仕事が楽しすぎてサウナをサボってるので
若干肉付きが良くなったというか、腰回りが分厚くなったんですけどどうしてくれるんですかね。
みなさんこんにちは、もりちゃんです。

なんと先日おとどちゃんがTwitterに投稿した写真に空前絶後の反響があり
「東の〇〇、西の桂浜」といわれるほどに全国に名が通った桂浜水族館。
狙ってやったことではないだけにスタッフ一同いまだ驚きを隠せない状況です。
もりちゃんも「一万リツイートもいかないだろう」と思っていたのですが
投稿記事は2万、3万、4万と拡散されていき、
今回の件で、私の野望のひとつである「桂浜水族館を一流のブランドにする」という夢に一歩近づけたように思います。

メディアを騒がせ、ひょんなことから一世を風靡した…なんていっては烏滸がましいかもしれませんが
全国ひいては全世界に注目をされるようになったことで、デハラユキノリさんが作ってくださった
当館の公式マスコットキャラクターのおとどちゃんも脚光を浴びるようになりました。

こうして、「水族館めぐりが好き」な方や「海のいきものが好き」という方の中では有名だった桂浜水族館も
「スタッフが面白いから遊びに行きたい」「むしろスタッフを見に行きたい」とネットに精通する別のカテゴリーの方々や
若い世代の方々、SNS映えを狙う方々の興味をひくことができました。

ですが、それは同時に私たちの危機でもあります。
今まで田舎の水族館としてのんびりやってきたことや、許されていたことがそうではなくなったのです。
もちろん、適当な仕事をしていたという意味ではありません。
「今までのままではいられなくなった」のです。
私たちは、名が売れたことで興味を持ってやって来てくださる方々の厳しい目というものに晒されるようになりました。
これまでよりも高いレベルを求められるようになったと思わなければなりません。
それは「桂浜水族館らしさ」を脱ぎ捨てるということではなく、もっとらしさを追求しなければならないということです。

世界にはさまざまな感情や個性を持った方がいます。
私たちとは違った考えや思惑を持った方や、相容れない方もたくさんいます。
向けられるものは好意だけではありません。評価はひとつではないのです。

私たちを見て悲しい思いをする方もいます。
傷つき、苦しい思いをする方もいます。
私たちの進む道には、反対の声も必ずあります。
よく思わない人たちの厳しい声に耳を傾けることも、大切です。
私たちは、これから向けられるさまざまな視線や声を受け止めながら上手に取捨選択をし、
ひとりひとりがプロの大人になっていくのです。

私はこの街が嫌いで、この街から逃げて、この街に帰ってきました。
この街が嫌いだったのは、自分の居場所がどこにもなかったからです。
この街にいて感じ続けていた生き苦しさは、誰かのせいではなく、力のない私自身のせいでした。
なんにも持っていない私には、どんな風に生きても残ったものが何一つなかったのです。
この街に帰ってきて、副館長に拾われて桂浜水族館に入社しました。
デザインの仕事をして、それが認められるようになって、自分が作ったものが街に残るカタチとなりだしました。
少し、生きやすくなりました。

先日の夕刊を見て「ヒャッヒャッヒャ」と笑いましたが
帰路の途中、はりまや橋の真ん中でぽろぽろ涙をこぼして泣きました。
がんばろうって思いました。
居場所は、誰かがきっと作ってくれます。
ですが、そこに居続ける努力は自分でしなければなりません。
逃げた先で上手に呼吸ができるのならば、そこはけして逃げ場所ではなく
自分の居場所であるのです。
がんばろう。

私がこの街を嫌っていた時も
この街を愛していた人がいるのです。
私がこの街から逃げた時も、
この街を選んで生きていた人がいるのです。
そして、生活は続くのです。
これからも。

これ以外の人生がいくつあっても、
これ以上の人生はひとつもない。

明日もがんばろう!
この街が愛しくてたまらねーや!

    デュフフ~スタッフ・もりちゃん~」への4件のフィードバック

    1. まゆちゃん返信遅くなってごめーん!
      コメントありがとうございます!
      その顔!!眉毛バチバチのおとどちゃん(´≝◞౪◟≝)!!笑
      いつもまゆちゃんが優しくてあったかいコメントをくださるので、スタッフ一同励みにしております!
      賛否両論あるけど、好きになってくれた方が濃厚に愛してくれたら私はそれだけでも満足です!
      まゆちゃんの海よりも深く空よりも高く尊い愛を受けて毎日奮起しております…!

      今のハマスイに否定的な意見を持つ方も、桂浜水族館の昔と変わってしまったところに悲しさや寂しさを覚える方もいらっしゃると思います。
      若い奴らがふざけるな恥を知れと思う方もいるでしょう。
      でも、私たちは温故知新。ちゃんと古き良き時代に生きた桂浜水族館の化石も磨いて展示しています。
      今までの良さは残したいよね!昭和好きのもりちゃんとしては!ノスタルジック最高!枯れをオカズにどんぶりで飯食いてえ!

      まゆちゃん、おとどちゃんはTwitterで縦横無尽に暴れくさってるので、おとどちゃんが独り占めして隠して温めてるハマスイの良さを
      ご来館の際には横取りして代わりに全世界に発信してあげてください!

    2. きさん、コメントありがとうございます!
      この度はひょんなことから世に広まってたくさんの方に興味を向けて抱けるようになりました。
      私たちスタッフとしても、狙ってやったことではないだけに驚きを隠せません。
      温かい声や優しいお言葉をいただくと同時に、否定的なコメントもたくさんいただきました。
      賛否両論あって当たり前なのですが、ナイーブなスタッフもいるので、見せたくないものも中にはありました。

      そういう中で、私たちにしなければならないのは「すべてを受け止めること」で「すべてを受け入れること」でないと私は思っております。
      「上手な取捨選択」をしながら、若いスタッフにはこれからプロの大人になっていってもらいたいし自分もそうなりたいと思います!
      きさん、私たちを見守っていっしょに突っ走ってください。
      桂浜水族館は、スタッフだけが作る水族館ではありません。
      きさんや、応援してくださるみなさんの支え合ってこその水族館です!
      きさんのご来館、心よりお待ちしております!

    3. ヤフーニュースで取り上げられて、爆発的にフォロワーが増えた事にちょっとジェラシー中のひなみまゆです♡(´≝◞౪◟≝)人(≝◞౪◟≝`)
      いやそんな毎日Twitter全部に反応できるわけじゃないし、一方的なファンなのだけど…ヤフーコメントでディスられてるなんてムキーーーーー怒💢純粋にハマスイ好きになってくれる人が増えるのはとっても嬉しい、マナーが悪いお客さんはノーサンキュー!!!うまく言えないけど、おとどちゃんがいて、ハマスイのみんながいて、Twitterではっちゃけてるけどちゃんと水族館は真面目で、、毎日新たな面白い事に挑戦を続けている、そんな姿勢があのヤフーニュースに繋がっていると思うの。1話完結じゃない、毎回違う楽しさ、面白さがあるから何回でもハマスイに足を運びたいと思う←エラそうにごめんなさい🙇‍♂️💦
      そんなハマスイを頑張ってプロデュースしてるもりちゃんを私は心から応援してまーす✨♡\(//∇//)\

    4. ここ最近ツイッター見させていただいてたのですが、一気にフォロワー増えて、ファンが増えればそれだけアンチも湧くでしょうし、大変ですね><;
      スタッフさん方のプレッシャーも大きくなると思いますが、
      「批判一人につき好意十人」と考えて傷つきすぎないように頑張ってください!
      そして、(部外者が何を偉そうにと思われるかもしれませんが…)全ての客を大満足させる気概で突き進んでください!笑
      遠いですがきっと応援に行きます!私は好きです!

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