未来  悲しみが終わる場所  スタッフやぶ

皆さん、こんちにちは!

お久しぶりです。スタッフやぶです。

皆さん、約2か月前の5月27日は何の日か覚えていますか?

 

そう世界カワウソの日ですね!

カワウソ見るなら 最終的に 水族館へGO!

という超覚えやすいゴロがあるので、皆さん覚えていたはずです。

 

とういうことで本日はカワウソについて書いていきます。

皆さんはニホンカワウソはご存知でしょうか?

日本の里山に幅広く生息していた生き物。

そう 生息していた。過去形です。

ニホンカワウソは2012年に環境省から絶滅が宣言されました。

なぜニホンカワウソは絶滅せねばならなかったのでしょうか?

最近、私はこんな本を図書館から借りて読みました。

オススメです!

 

 

 

 

 

 

 

 

ここにニホンカワウソがなぜ絶滅してしまったのか書かれています。

要因は大きく分けて4つ。

1・水質汚染

2・護岸工事

3・狩猟圧

4・漁網のナイロン網への移行

この4つです。順に詳しく(と言っても簡単に)見てみましょう。

1・水質汚染

二ホンカワウソは1955年の高度経済成長を境に急激に数を減らすことになりました。
この高度経済成長の波を正面からかぶった形になります。

工場の水はそのまま川に垂れ流され、農薬の大量使用などの環境破壊で、二ホンカワウソの生息地である里山が荒廃していきました。

 

2・護岸工事

大雨が降ると、川が氾濫してしまいます。それを防ぐため、護岸工事を行い、川の水をまっすぐはやく流れるようにしました。その影響で、ニホンカワウソがすみかにしていた岩場はなくなっていきました。

 

3・狩猟圧

動物園での繁殖を目指して、生息地に捕獲隊が派遣されました。しかし、捕獲方法が針金をつかったくくりなわで、首をしめてしまい、生きたまま捕獲することは出来ませんでした。カワウソ村という飼育養殖施設などもつくったのですが、上手くいかなかったようです。

 

4・漁網のナイロン網への移行

漁網がナイロン網に変わる事で、誤って捕まったカワウソが網を食いちぎって逃げる事が出来なくなり、そのまま死んでしまうケーズが多くなったそうです。

 

この4つの原因の他にこの本の作者は日本人の野生動物や自然に対する関心のなさや意識の低さをあげています

 

1979年 高知県須崎市新荘川にニホンカワウソが現れました。

野次馬たちが群がり、大ニュースになりそうだと思いがちですが、

今のようにカメラも普及にしていなかった時代、

今のうちに写真を撮っておこうなどと思う人も当時は少なかったようです。

 

この本を読んで心に残った一節があります。

当時の日本人は自然がなくなっていく実感が持てなかった。それほど日本の自然は豊かだった。

守らなくても自然はあるとずっと思ってきた。考えもしなかった。

長いこと豊かな自然を目の前にしてきたからこそ、危機感がなかった。

 

現在では、当時よりも保全や保護の考え方、方法も発達していき、いくらか自然環境に配慮していく風潮になっていますが、私たち個人個人はそこまで真剣に考えているでしょうか?

水族館に行けば、当たり前に見られるコツメカワウソ 本当に当たり前でしょうか?

コツメカワウソに限らず、現存する動物を慈しみ、守りたい意識を持つことは、とても大切なことです。

世界カワウソの日から約2か月たった今、改めて自分の胸に問いたいです。

世界カワウソの日 当日にあげた方が良さげな内容なんですが、守りたい気持ちを持つことはいつだって良いということを強調したいために、あえてこの中途半端な世界カワウソの日 2か月記念日にこの内容にしました。

ブログをさぼっていた巧妙な言い訳です。

 

変われSOUL!

手に入れたいから守りたいに!!(本当良い詩だわ~)

    未来  悲しみが終わる場所  スタッフやぶ」への4件のフィードバック

    1. あずきさん、コメントありがとうございます!

      当たり前のことを当たり前と捉えず、感謝を持って、大事にしていきたいですね。

      この本は小学生でも読めるような読みやすい文章で構成されているので、とてもオススメです!コツメカワウソだけでなく、トキやアホウドリなどいろんな生き物も紹介されていますよ。

      この本を読めば、今後私たちがするべきことが見えてくるかも・・・??

      スタッフやぶ

    2. にんげんきさん、コメントありがとうございます!

      私も完璧ではないのですが、普段から意識していきたいものです。
      水は節約したり、電気もこまめに消したりしたりするように心掛けています。

      この本もおすすめです!少し文体にクセがありますが、読んでいてとても勉強になりますよ!

      スタッフやぶ

    3. こんにちわ☺️

      自然が当たり前すぎて環境破壊に気がついていなかった人間による人的被害ですよね…。

      私の地元もニホンカワウソがいたとされる場所がいくつかあります。
      一つは実家から10分位行った所にあります。

      この本、小学校にもあるかもしれないので息子に言って夏休みの読書感想文か自由研究にさせてみようかと思います。

    4. やぶさん、こんにちは!
      自然を守ることは、私たちヒトも含め、すべての生き物にとって大切なことなのでしょうね。
      やぶさんは中途半端な日にとおっしゃっていましたが、こうやって折に触れて発信してくださるおかげで、守ることの大切さに目を向けられます。ありがとうございます(^^)
      私も、その本を読んでみたいです。
      暑い日が続きますが、お身体を大切になさってくださいね。

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