みなさんこんにちは!
大の甘いもの好き、しかし食べすぎてさすがにこりゃマズイな~と思い当分禁止することを決意したフジです
甘いものと言えば、昔甘いものを食べすぎたら虫歯になると言われた人は多いはず
・・・というわけで、クジラの歯の話をします(←唐突w)
当館2階ほねほねるーむにはミンククジラ、オキゴンドウ、ハナゴンドウ、ハンドウイルカの4種の骨が展示されていますね。
この中でミンククジラは口の中に歯を持たず、代わりにひげ板と呼ばれるヒゲっぽい見た目のものを持つヒゲクジラの仲間に分類されるため今日は省きます。
(ちなみに、歯を持つクジラたちはハクジラと呼ばれてます)
では本題
クジラの仲間も私たちと同じ哺乳類です。そしてほとんどの哺乳類の歯は食べ物を切り裂くための犬歯や噛み砕いたりすり潰したりする臼歯など用途によって歯の形が違っています。
前の一文を呼んでいただいた後、ハクジラ達の歯を見ていただくと「ん?」と思われることでしょう。みんな同じ形をしてますからね。それだけでなく、口の先にちょっとしかついてないのもいますね。
実はハクジラ達、主食としているものは主にお魚ですが噛むことなく丸呑みします。
そのためすり潰す歯とかは必要ないんですよね
そしてもうひとつ
「口の先にちょっとしかついてないのもいる」と書きましたが、ハクジラ達は食べるものに応じて歯の大きさや本数が異なっています。
下の3つ並んだ画像をご覧ください。
①のハンドウイルカは主にお魚を食べます。
魚を主食とするハクジラ達の口の中にはこのような小さくて鋭い歯がたくさん並んでいます。
この歯は魚を捕まえるのに役立ちます。
次に②のオキゴンドウ。
オキゴンドウは魚だけでなくなんと小型のクジラも食べます。
クジラを食べるグループがいることで有名なシャチやオキゴンドウは太くてがっしりした歯を持っています。
この歯は獲物の肉を引きちぎるのに役立ちます。
最後に③のハナゴンドウ。
ハナゴンドウは主にイカを食べます。
そのためこちらの歯もおそらく獲物を捕まえるのに役立っているのだろうと思います(実際は水と一緒に丸のみなのであまり歯の意味ないと思うんですが・・・)
余談ですが、マッコウクジラやハナゴンドウなどべるイカを食べるハクジラには下顎にしか歯がありません。
いじょう、クジラの歯について書かせていただきました
ありがとうございました