トサキン用のコンクリート鉢の修理  スタッフM

トサキンの飼育にはコンクリート製の鉢が使われます。これは、水を対流させ、魚の形を良くするために考案されたものです。愛好家によって手作りされることが多く、すり鉢状の「朝顔鉢」と呼ばれるものやお椀型のものがあります。この鉢、古くなるとコンクリートが劣化して水漏れを起こすことがよくあります。桂浜水族館で使っているものは愛好家の方から譲り受けたもので、24年が経過しています。何度か修理をしましたが、愛好家の方から教わった修理の仕方を紹介してみましょう。
といっても至って簡単。まずはタワシや高圧洗浄機などでコケや汚れを落とします。次に水モルタルといわれるゆるゆるにしたセメントを刷毛で塗り込んでいきます。水モルタルがコンクリートの小さなすきまに浸み込んで水漏れを止めるのです。何度か上塗りをするとよいでしょう。しっかり乾かした後、水を張り、アク抜きをして完了です。

他にも方法があるかもしれません。より良い方法があれば試してみたいと思っています。

 

    トサキン用のコンクリート鉢の修理  スタッフM」への2件のフィードバック

    1. ヱヴァンゲリヲン初老機様へ
      コメント有難うございます。トサキンが成長し、十分尾びれの形が出来上がると丸鉢から角鉢に移すということです。
      趣味、道楽の世界が創り出す芸術作品、サラリーマンの仕事では「てこに合いません」です。

    2. 土佐錦の丸鉢は昔からアク抜きしたモルタルが水質が安定して良いとされております。ハマスイに行けば必ず土佐錦をじっくり見るのですが丸鉢に似合うしっかりした尾筒の大きなヒレの個体がいないことが残念でたまりません。

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