私の昭和、平成、そして令和「私はなぜ今、ここにいるのだろう?⑤」 スタッフM

掛軸をもらう際、「貴男は直系ですもの」と言われ、ノー天気な私は伯爵がご先祖様とすっかり思い込んでいました。ところが当時兵庫県の宝塚市にいた私の娘が土方家の系図を調べて写メしてきたのです。よく見ると歴然。私は久元伯爵の直系ではなく、その弟である久規の筋でした。三重県松阪市在住の私の父(故人)に問い合わせると久規は若くして死亡したため4人の子、安亀、久武、福、八千子を久元に託したとのこと。長女安亀が私の祖母です。

4人は東京小石川林町というところの久元の別邸に引き取られたのです。このことは私が祖母の妹、福(三宅)千代子(山崎)から聞いた話で、2人は東京の下北沢に住んでいて、私が学生時代、上京する機会があれば訪問していました。祖母は私が小学5年生の時亡くなり、2人の妹たちに祖母の面影を見たからでした。

小石川の別邸はそれこそ大邸宅で、長女安亀と妹2人とは身分に大きく隔たりがあり、安亀はお姫様のごとく優遇され、福と八千子は離れ住まいだった由。夜になると安亀が振袖姿でしゃなりしゃなりと、妹たちの離れに残り物のお菓子をたずさえて通ってきたとのこと。私を育ててくれたおばあさんの若き日。そういえば私の子供の頃の祖母は着物姿が多かったように記憶しています。

次回はいよいよ完結編。ファミリー・ヒストリー!(またや´□`)

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