コエルちゃんのお引越しについて

ハマスイのお嬢様アシカの「コエル」――。
2021年6月19日に父「ケイタ」と母「エル」の間に産まれた女の子です。

アシカの一般的な出産時間が30分~1時間ほどとされている中、コエルは、7時間にも及ぶ難産の末に誕生しました。
初産であったことや、長時間のお産が影響し、母親のエルはコエルを育てることができず、産まれてすぐに彼女は人工哺育となりました。

産まれる前から生死の境をさ迷い、一滴さえ母親の乳を飲むことが叶わなかったコエル。
ちいさないのちは、常に「死」と隣り合わせでした。
しかし、飼育員による懸命な育児と彼女の強い生命力により、その体は日に日に逞しくなり、大きな病気や怪我をすることもなくすくすくと育って、今ではすっかりいたずら大好きのお転婆娘に。

コロナ禍で誰もが心身ともに疲弊していた中、
大きな奇跡を起こして、さまざまな苦難や危機を乗り越えてきた彼女は、
「エルの子”子エル”」や「乗り”越える”」「逞しく”肥える”」などといったたくさんの意味を持って「コエル」と命名され、今日まで、多くの人に愛されてきました。

そんなコエルが、このたび桂浜水族館から旅立つこととなり、
お引越しする日が決まりました。
桂浜水族館での飼育展示は、2024年1月9日(火)までとなりますので、みなさま、冬休みはぜひコエルに会いに来てあげてください。