“湾岸道路‥‥?”見どころ「ドレー機不時着の地碑」  スタッフM

桂浜から海岸線を西へ、長浜から東緒木に至る途中、戸原海岸があります。道路の北側、山裾のところに小さな石碑がひっそりと建っています。碑文を紹介します。

 

 

 

 

 

 

「ドレー機不時着の地。1937(昭和12)年、東京パリ間100時間懸賞飛行に挑戦したフランス人飛行家マルセル・ドレー氏フンソァー・ミケレッチ氏の飛行機は幾多の困難に会いながらも上海を飛び立ち、東京へ向け最後の飛行を続けていたところが悪い天候のため視界が悪く、燃料も切れ、5月26日夕方戸原海岸に不時着、機体は大破した。負傷した両氏を近くの人たちはすぐさま救助し、手厚い看護をした。その後2人は健康を回復し帰国した。飛行機の発達史に残る2人の飛行家の勇気と戸原地区の人々はじめ関係した多くの人々の温かい行為を讃え、貴重な史実として永遠に残すものである。 平成2年3月25日 春野町教育委員会建立」

 

 

 

 

 

 

何年か前に高知県内の模型製作グループの方々が、この光景をジオラマとして再現し、いの町にあるギャラリー・コパで展示をしていたのを見に行ったことがあります。事故当時は“湾岸道路”はなく、崖っ縁のところまで砂浜だったようです。

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