ヤイロチョウの森ワンダーランド  スタッフM

先日、高知県生態系トラスト協会の中村会長よりTELが入りました。
会長は「たきたろう」の名で、ヤイロチョウの四万十に伝わる民話を採話し、
紙芝居の原稿にまとめ上げたものに依頼を受けて私が絵を製作しました。
そんな縁で、今ヤイロチョウが渡って来ているので来てみませんかとお誘いを受けたのです。
そこで早速先週の木曜日(23日)に出かけました。道の駅四万十大正のすぐ近くにある、
協会が運営するネイチャーセンターでお話を伺い、ヤイロチョウ保護区となっている、
山奥にあるヤイロチョウの森ワンダーランドに案内していただきました。
山小屋風の宿泊施設もあり、早朝と晩にヤイロチョウの鳴き声がよく聞こえるとのこと。
私が行ったのは真昼間でした。
そこからさらに山を上がり、針葉樹を伐採してヤイロチョウが好む広葉樹を植林している
ところを見せていただくことに。
車を降りると会長がすかさず
「ヤイロチョウ!」
耳をすませてみるとその場所から少し下がったところの深い森の中から
まさにヤイロチョウの声。ナマで聴くのはまったく初めてのことです。
番いなのか2羽でかけ合いのように鳴いています。会長いわく
「この場所で聴いたことはなかったですよ。運が良かったねー。」
私は始めてにしてタップリ聴くことができました。
ネイチャーセンターのスタッフの方は、
「丸林さんが紙芝居を製作してくれたので、ヤイロチョウが歓迎してくれたのかも。」
と言ってくれて、この上ない幸せに浸ることができました。本当に感動的な出来事でした。
ヤイロチョウの声は「シロペンクロペン」、紙芝居では「白メン黒メン」となっていますが、
これは聴く人の感性にまかせるしかないようです。

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