私のオリジナル展示「カニさん天国」もロングランとなっています。元々は海水魚の担当者が「カニカニパラダイス」と銘打って、ガザミやイシガニなどを展示したものに対抗して、淡水版として行ったものです。”パラダイス”は早々に幕を下ろし”天国”は今も脈々と続いています。内容はアカテガニ、ベンケイガニですが、大きめの雄だけを展示しています。雌や小さいもの、ハサミや足のとれたものは逃がしています。脱皮して再生したものが帰って来ることもあります。
カニの搬入先は浦ノ内下中山のゴカイ養殖業者の方からです。浦ノ内湾に面した施設の裏には、ブロックを立てて並べた土留めがあります。雨が降るとブロックの穴にカニが入り込むので、火バサミで捕まえて集めてくれているのです。以前、このブロックのところが壊されて、カニがいなくなったことがありました。イノシシの仕業だそうです。浦ノ内に魚をもらいに行ったところ、車の前を3頭のイノシシの子ども(ウリ坊)が歩いていたことがありました。親がいたらと思うと…あ―怖ぁ――