氷山の一角のうちの一つ、私から冬にかけて稲刈りがすんで水のなくなった田んぼで、土の中に潜んでいるケラをつかまえたりしてよく遊んでいました。そこに稲わらを束にして積み上げて先のとがった円柱形のものが作られていました。高知ではわらぐろというらしいのですが、私たちの地域ではすすきぼっくりと呼んでいたようです。これは格好の遊び道具で、お百姓さんが一生懸命積み上げたものからわら束をひっこぬいて遊んでいました。これが続いたため、ついにお百姓さんに見つかり御用となったわけですが、私があきれるほど悪気もなく、ペラペラとどこの学校の何年生ということをしゃべったため、すぐに学校に苦情が入ったのです。翌日の朝礼で父が進行係に当たっていて、このことを全校生徒の前で話し、注意をうながしたのですが、この時は犯人が誰か伝わっていませんでした。主犯格が発覚し、啞然としたのはいうまでもありません。捕まえてみれば我が子なり(父の言葉)。穴があったら入りたいとはまさにこのことでしょう。松阪に帰省した際、今は亡き父がいつも語り草に、呑べえ揃いの父母や私の弟たちの酒の肴にしていました。 つづく
私も似たようなイタズラを少しだけ実家の田んぼでしたことあります😅
ばあちゃんに怒られてその年のしめ縄作り(祖父母ははんばいしていたので)の飾りを刺す作業を寒い中手伝わされました😅
お父様も、子供の頃同じことをしていたかもしれませんね😆