私の昭和、平成そして令和「小津の杜(もり)➂」  スタッフМ

一回生として入寮すると間もなく寮歌練習というものが始まる。

一週間ほどかけて毎日1曲から2曲の寮歌を覚えさせられる。そもそも寮歌は旧制高知高等学校時代、大正13年度より毎年募集して作られてきたらしく、その中から優れたもの、学生たちによって歌い継がれてきたものから10数曲が選ばれ、たたきこまれる。夜の10時になると1回生全員が食堂に集められ、役員が1節ずつ歌うのを何回か繰り返して歌い、覚えこんでいく。

直立不動で2時間、「声が小さーい!」などとゲキをとばされ耐え抜かねばならない。寮の南側すぐ近くを江ノ口川が流れており、当時はパルプ廃液で茶色くドロドロに汚染され、臭いこと臭いこと。プーンと漂ってきた。

また、これも近くの高知城には動物園(現在はわんぱーくこうちアニマルランド)があり、当時飼育されていたゾウのナミコさんがもの悲しげにパオーッと鳴く声が聞こえてきた。

    私の昭和、平成そして令和「小津の杜(もり)➂」  スタッフМ」への1件のフィードバック

    1. 寮歌っていうものがあったのですか‼️

      校歌は歌わされたけど…。
      今でも小中校全部歌えます🤣

      ただ、息子の通ってた小学校と今通ってる中学のは無理💧

      自分の通ってた所と違うから💧

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