丸さんのアート魚(ぎょ)ラリー“なんちゃっ亭”

389作品No.389 朱魚または珠ヘイ魚(切り絵、オーナー作)

 東方の山から大きな沼に流れこむ川に多いとされています。
目は6つ、足も6本、陸にも上がるとのこと。
魚が陸上動物に進化する過程のエウステノプテロン、イクチオステガなどが中国奥地でひっそりと生きていたのでは・・・と思うと何ともロマンあふれる話ではありませんか?

丸さんのアート魚(ぎょ)ラリー“なんちゃっ亭” 

388
作品 No.388 魚習(「魚」へん+「習」)魚(切り絵、オーナー作)

 魚偏に習うという字で「シュウギョ」でしょうか?中国北方の山から黄河にそそぐ支流に多いとされていて空も飛べるとのこと。
奥地の人が海のトビウオの話を聞いて想像したものでしょうか?

丸さんのアート魚(ぎょ)ラリー“なんちゃっ亭” 

387
作品No. 387 魚如(「魚」へん+「如」)魮魚(切り絵, オーナー作)

  今回は中国伝承の奇魚怪魚をとり上げます。フィッシュマガジン誌(緑書房)に故木村重先生が連載されていた「魚紳士録」の100回記念として中国の古い文献や博物誌に記載されている奇妙な魚を1974年8月号で紹介されたものです。これを私が一昨年に紙芝居に仕立て上げました。
まずは漢字の読み方が木村先生にもわからないというこの魚。中国の西の方の漢水という大きな川にすむとされています。この川は揚子江の支流のひとつだそうです。キンキンキンと堅い石をたたくような声で鳴き、真珠玉のような卵を産むといわれています。顔も真珠のような光沢があるそうです。古来の中国の人々は真珠はこの魚がもたらすと考えていたといいます。

丸さんのアート魚(ぎょ)ラリー“なんちゃっ亭” 

384

作品No.384 カイヤドリグモ(切り絵、オーナー作)

 高知県の御畳瀬(みませ)漁港の底びき網漁船からこれが持ちこまれた時にはこの異様な姿には驚愕を覚えたものです。
海底で群れを作っていて、アサリに寄生して甚大な水産被害をもたらせたこともあります。

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383

作品No.383 オオグソクムシ (切り絵、オーナー作)

 企画展「土佐湾の深海生物展~深海ってどんなところ~」でオオグソクムシタッチングが好評です。
オオグソクムシはダンゴムシやフナムシなどと同じ節足動物の当脚類で、海底で腐肉を漁る”スカベンジャー(掃除屋)”です。
仲間には40cmほどになるダイオウグソクムシがいます。

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381

作品No.381 サコファリンクス(切り絵、オーナー作)

 これも絵本「ふねごっこ」に登場し、紹介したものの切り絵バージョンです。
フウセンウナギという和名を持ち、ペリカンウナギとも呼ばれているため、前述のエウファリンクス(ペリカンガルパー)と混乱しそうです。

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380

作品No.380 エウファリンクス (切り絵、オーナー作)

 私が製作した絵本、「ふねごっこ」に登場し、紹介ずみですが、企画展に合わせて切り絵で新調しました。
フクロウナギという和名がありかすが、ペリカンガルパーという英名があります。「ガルパー」は「丸呑みする者」という意味です。