フンボルトペンギンの『サヌキ』が亡くなりました

2024年9月6日(金)早朝
当館で飼育しておりましたフンボルトペンギンの『サヌキ』が死亡いたしました。

生まれた当時の記録がなく正確な生年月日は不明ですが、
2003年に香川の水族館から当館へやってきて21年、流れゆく桂浜水族館の歴史や自分より若いペンギンたちの誕生と旅立ちを見守り続けてくれました。

記録が残っていれば、国内最高齢の1羽に数えられたであろうおばあちゃんペンギンで、晩年は、足腰が弱りじっとしたまま過ごす時間が増えましたが、暑い日にはプールで気持ちよさそうに泳ぎ、若いペンギンたちに負けないくらいご飯をしっかり食べて、老いを感じさせない健康な生活を送っていました。

目立った病気等はなく、死因は老衰であると考えられますが、
いのちが終わる瞬間まで、その目は力強く輝いていました。

サヌキが最後まで見据えていた未来を、私たちは、今を生きる仲間たちと紡いでいきます。

いのちを全うし、天国の分館へと旅立ったサヌキの冥福を祈るとともに、
これまでサヌキを愛してくださった皆様に心よりお礼申し上げます。

なお、明日より献花台を設置いたします。
サヌキが天国でも力強く生きられるよう、想いを手向けてあげてください。