フンボルトペンギンの「ノゾミ」が亡くなりました

フンボルトペンギンの「ノゾミ」が
2月5日早朝に分館に旅立ちました。

死因は真菌性の気嚢炎。
今年で22歳になるおじいちゃんペンギンで
おっとりしているところもありましたが、
ごはんのときは若い個体にも負けぬ元気な姿で
私たちをほのぼのさせてくれました。
他のペンギンたちと争うこともほとんどなく
穏やかな毎日を過ごすノゾミに
ハマスイカラーは、ペンギン団地にも根付いているんだと
にこやかになりました。

ノゾミの冥福を祈るとともに、
これまでノゾミを愛してくださった皆様に心よりお礼申し上げます。

コツメカワウソの「テン」が亡くなりました。

2022年2月1日(火)午前7時40分頃
当館で飼育しておりましたコツメカワウソの「テン」がなくなりました。
17歳5カ月、老衰でした。

コツメカワウソの17歳は、人間でいうと100歳を超える長寿。
東山動植物園から桂浜水族館に兄弟のソラくんと一緒に来ました。
好奇心旺盛で人懐っこく、
お客様が来ると自分から近寄りアクリル板越しに
アイドル顔負けの可愛い表情をして見せてくれました。

握手会を開催した時も、たくさんのお客様とふれあい、
みんなに幸せを教えてくれました。
おじいちゃんになってもずっと愛くるしく、
その微笑ましさからいつも私たちを温かい気持ちにしてくれたものです。

美味しそうにご飯を食べる姿や、
日溜まりで仰向けになってのんびり眠る愛らしい表情を
見せてくれたかと思えばお誕生日プレゼントにドジョウをあげると
おじいちゃんとは思えないほどの素早さと逞しさで
みんなを笑顔にしてくれました。

2月2日よりマリンストア前に献花台を設置いたします。
天寿を全うし、たくさんの人を笑顔にしながら
いのちの尊さを教えてくれたテンくん。
天国の分館でも、
雲のタオルに包まってのんびりお昼寝をしていることでしょう。
テンを愛してくださった皆様に心より感謝申し上げます。

 

コツメカワウソ、ベビー誕生しました!


2021年11月13日(土)
コツメカワウソの王子くんの11才のお誕生日の朝
桜ちゃんとの間に赤ちゃんが誕生いたしました。

王子くんにとっての最高のお誕生日になりました。
3個体の赤ちゃん。
すくすくと育ってほしいですね!
まだ一般公開はできませんがコツメカワウソ舎内にて
今回もパパママが頑張って子育てしています。
展示スペースには、おにいちゃんの秀太朗と文太朗がいます。
またSNSにて近況情報も発信いたしますのでご覧ください。

フンボルトペンギンの「モミジ」が亡くなりました

11月7日早朝、当館で飼育しておりました
フンボルトペンギンの『モミジ』が死亡しました。

当館では2番目に長生きの個体で、
自分の子のみならず他のペアが育てられなかった子の仮親として
多くのペンギンを育ててきたペンギン団地のお母さん的存在でした。

 また、フンボルトペンギンの寿命は20~25年と言われており
モミジは今年で25歳でしたが、高所にある巣からプールまでを
毎日器用に上り下りしたり岩の上でペアのフクと
ゆったり過ごしているかと思いきや力強くプールを泳ぎ回ったりと
若い個体に負けないくらい元気なおばあちゃんペンギンでした。

 天国の分館では先に旅立っていた子たちとゆっくり過ごしながら
こちらでがんばる仲間たちを見守っていてほしいものです。

 モミジの冥福を祈るとともに、
これまでモミジを愛してくださった皆様に心よりお礼申し上げます。

なお、献花台は11月23日まで水族館出口マリンストア前にて設置しております。

ケヅメリクガメのエサやり体験について

寒くなってきましたね!
と、いうことでケヅメリクガメのえさやり体験は冬季休止期間に入ります。

休止期間
2021年11月8日から暖かくなるまで
(たぶん4月ばぁに再開予定)

たのしみにしてご予定をされてた方には大変申し訳ございません。

カリフォルニアアシカの赤ちゃん名前が決まりました!

2021年6月19日に7時間もの難産を乗り越えて
カリフォルニアアシカのメスの赤ちゃんが誕生!

9月23日、そんな彼女にステキなお名前がつきました。

コ エ ル

小さな身体で一生懸命生まれてきて、難局を乗り越え、
生きることを諦めなかった「コエル」ちゃん。
私たちは、新型コロナウイルスの蔓延により、世界中が恐怖と絶望を味わいました。
今こそ、みなが心をひとつにして、困難を乗り越える――。
私たちも新しい時代に立ち向かっていかなければなりません。
世界中の人たちの未来を照らす光となるよう名づけられました。

これから、「コエル」ちゃんをどうぞよろしくお願いいたします。
多くのみなさまに愛されますように・・・。

コツメカワウソとフンボルトペンギン搬出のおしらせ

神戸市中央区新港町の神戸ポートミュージアム内に
10月29日に新たにオープンする水族館【átoa(アトア)】へ
当館の仲間が移住(搬出)決定!

コロナ禍でのお別れとなりますが
当館での飼育は、2021年9月24日までとなります。

コツメカワウソ「お浜」
※移動トレーニングのため
お浜の当館展示は9月22日(水)が最後となります。

コツメカワウソ「げんげん」

ペンギン団地の住鳥が7羽 
「アイ・アサヒ・くもん・たけち・トマト・まきの・やなせ」

一度に多くの仲間が居なくなるのはとても寂しいですが、
神戸の新たな土地で活躍できるよう、
また神戸のみなさまに愛されるよう願っています。

átoa(アトア)は、2021年10月29日オープンの新しい都市型水族館です。
〒650-0041 兵庫県神戸市中央区新港町7番2号 神戸ポートミュージアム2F~4F
搬出個体は、4F「SKYSHORE 空辺の庭」にて飼育展示されます。

フンボルトペンギンのタムタムが亡くなりました

2021年9月1日10時45分頃、
当館で飼育しておりましたフンボルトペンギンのタムタムが死亡いたしました。

6月30日に痩せや食欲・行動力の低下を確認し、投薬による治療を行っていました。
換羽期でペンギンにとって体調を壊しやすい時期でもあるので
慎重に治療や経過観察を行い、8月中頃には食欲・行動力ともに回復したのですが
8月26日に再び体調が悪化し、治療を再開。
その後、痩せが進行し食欲も低下していきました。

9月1日、早朝の巡回時や9時半の掃除時はプールサイドを歩く姿や
スタッフに顔を向ける素振りを見せてくれましたが、
10時45分給餌のためペンギン舎を訪れた際に舎内で横たわっている姿を
発見し、死亡を確認しました。

解剖の結果、臓器の変色や肥大化といった症状が見られた他、
本来あるはずの大静脈が見られず、肝臓と心臓が隣接し
接続されているという奇形であったことが判明しました。

これが直接の死因であったとは断定できないため、
詳細については現在調査を行っております。

ほぼすべての個体が換羽を終え、
体調不良を乗り越えたタムタムも新しい羽に変わりその姿で
他の個体とともに過ごしていけるだろうと思っていただけに、
この結果は悲しく残念でなりません。

タムタムの冥福を祈るとともに、
これまでタムタムを愛してくださった皆様に心よりお礼申し上げます。

なお、献花台は9月26日まで水族館出口マリンストア前にて設置しております。

カピバラの「ムム」が亡くなりました。

2021年7月16日午前7時30分頃
桂浜水族館で飼育しておりましたカピバラの「ムム」が死亡いたしました。

ムムは、2019年9月24日に誕生し
父母の「バァラ」と「カピィ」、兄弟の「テテ」と
いつも一緒にお客さまにエサをねだる営業術は本当に愛らしく人気者でした。

ムムは、甘えん坊で人懐っこい性格で私たちスタッフに「きゅいきゅい」といいながら
甘えてくる姿に幾度となく癒されていました。
また、尼神インターの渚さんから2019年のクリスマスに「ムム」というステキな
お名前もいただき、カピバラ愛が凄過ぎる南海キャンディーズ・山里亮太さんにも
かわいがっていただきました。

スタッフはじめ多くのみなさまに愛されたムム。
雨の降る朝、お空の分館に旅立ってしまいました。
あの愛くるしいまなざしと声を傍で聞けなくなるのは悲しいですが、
きっとお空の分館でも愛されることでしょう。

ムムの冥福を祈るとともに、
これまでムムを愛してくださった皆様に心よりお礼申し上げます。
館内に献花台を7月17日より設置しております。
死因については、現在、病理解剖の結果待ちです。

6月19日生まれ カリフォルニアアシカ赤ちゃんの一般公開決定

7月10日(土)9:00~
アシカプールにて一般公開いたします。
※個体の状況により変更または中止となる場合がございます。

2021年6月19日の14:12に母獣「エル」の破水を確認しましたが、
なかなか出産が進まず21:12に出産しました。
アシカの出産は25分から40分程度というのが平均ですが、
エルの場合は7時間を要しました。そのため母体の疲労もあり、
赤ちゃんの状態も心配しましたが出産できたことや生存して
生まれてくれたことに奇跡的感動を覚えました。
しかしながら、エル自体が初産だったからか
出産直後より赤ちゃんに対し無関心でした。
幾度か接触を試みましたが近づくこともなく、
無関心な状況が続いたため苦渋の決断でしたが、
赤ちゃんのいのちを優先して人工哺育を選択いたしました。
母親から初乳をもらっていない赤ちゃん。
人工哺育として、かなりハードルは高いですが関係機関との連携をとりながら、
赤ちゃんのいのちを繋げられるよう今までスタッフ一同が尽力し、
仔獣は現在元気に育つことが出来ています。
泳ぎの練習も少しずつこなし、
みなさまにお顔をお見せできるまでとなりましたので、
一般公開に踏み出すことを決定いたしました。

愛くるしい仔獣と成獣を見比べる貴重な時期でもありますので、
赤ちゃのカリフォルニアアシカの成長をみなさまと共に見守れればと思います。